コンニチハ!
ずいぶん前にマットレスの選び方といった記事をブログにて書かせていただきましたが、
今回は「
体型のタイプ」で選ぶマットレスの種類という表題で書かせていただきます。
普段お客様にベッドを案内するとき、「マットレスってとりあえず硬いほうがいいんでしょう?」とよく言われます。
正直に申し上げますと、みなさん共通で硬めを使用するのはおすすめできません。
体型がスリムの方が「あまりにも硬すぎるマットレス」を使ってしまうと、
睡眠時に体が沈まずに腰が浮いてしまうため逆に体を痛めてしまいます。
ですので今回は思い切ってこの体型の方にはこのマットレスがおすすめ!というのをズバッとおすすめしたいと思います!
毎日の疲れた体を癒やすお客様のマットレスを選ぶ参考になればと思います!
そもそも「マットレスの硬さ」ってなに?
マットレスの硬さとは、寝たときにどれだけ体が沈み込むか、どれだけ反発して体を支えてくれるかを表す指標です。
一般的に以下のような分類があります:
ソフト(やわらかめ)
ミディアム(ふつう)
ファーム(かため)
エクストラファーム(非常にかたい)(畳くらいの硬さです)
硬さが合っていないマットレスを使うと、腰痛や肩こり、寝起きの疲労感の原因になります。
【体型別】最適なマットレスの硬さ一覧
体重によって、体の沈み込み方や圧のかかり方が違うため、適したマットレスの硬さも変わってきます。
体重最適なかたさ特徴・理由
~50kg以下ソフト~ミディアム(やわらかめ)体重が軽い人は沈み込みが少ないため、柔らかめのマットレスで体圧分散がしやすくなる。硬すぎると浮いてしまい、腰や肩が痛くなる。
50~80kgミディアム~ミディアムファーム(ふつう~ややかため)一般的な体型。柔らかすぎると腰が沈み込みすぎ、硬すぎると肩が圧迫される。バランスのとれた硬さが理想的。
80~100kgファーム~エクストラファーム(かため~非常にかため)沈み込みを抑え、しっかり体を支える必要がある。耐久性の高い素材や高反発の構造が求められる。
100kg 以上高反発・エクストラファーム以上推奨通常のマットレスでは耐久性が不足する可能性あり。ウレタン密度40D以上、線径が太いコイルのポケットコイルなどがおすすめ。
【体型別】最適なマットレスの硬さ一覧
体重だけでなく、寝る姿勢によっても理想的な硬さは変わってきます。
寝姿勢推奨のかたさ解説
仰向けミディアム~ミディアムファーム腰が沈みすぎず、自然なS字カーブを保てる硬さが理想。
横向きソフト~ミディアム肩や腰が沈み込むことで圧迫を回避。柔らかめが快適。
うつ伏せファーム~エクストラファーム腰や顔の沈み込みを防ぎ、体の歪みを抑える。硬めが良い。
素材による違いも重要!
高反発ウレタン(例:モットン、エムリリー ハイブリッド) 弾力が強く、寝返りがしやすい
腰痛対策にも使われる
50〜100kgの人におすすめ
価格帯:約3万~8万円
低反発ウレタン(例:テンピュールなど) 包み込むようなフィット感
体重が軽めの人、横向き寝に適している
暑い時期は蒸れやすい点に注意!
価格帯:約5万~15万円
ポケットコイル(例:フランスベットなど) 一つ一つのコイルが独立しており、体圧分散性が高い
コイル数や線径(太さ)で硬さが調整される
すべての体重層に対応可能
価格帯:約2万~20万円(品質による)
ボンネルコイル(低価格帯) 面で支える構造でやや硬め
高通気性で蒸れにくい
重めの方、うつ伏せ寝に最適
価格帯:約1万~6万円
ラテックス(天然・合成) 非常に弾力性が高く、抗菌・防ダニ性もあり
重い体重の人にも安心して使える
高価で重いため、取り扱いには注意
価格帯:約6万~15万円(天然素材のため割高)
※各価格帯は国内での一般的な相場の目安です。ブランドや輸入品により上下することもあります。
失敗しないマットレス選びのポイント5つ
体重に合った硬さを選ぶ
寝姿勢も考慮する
素材の性質(反発性・通気性・耐久性)をチェック!
最低でも20cm前後の厚みを選ぶ(沈みすぎ防止)
可能なら試し寝 or 返品保証のある製品を選ぶ
以上の5つのポイントを考慮して商品を選ぶことで、自分の身体にあったマットレスを見つけることが容易になりますよ!
よくある質問(FAQ)
Q1. 柔らかいマットレスのほうが体に優しい?
一概には言えません。体重や寝姿勢によって「柔らかさ=快適」とは限りません。特に体重が重い方が柔らかいマットレスを使うと、腰が沈み込みすぎて腰痛の原因になります。
Q2. 夫婦で体重差がある場合はどうする?
異なる硬さのマットレスを使うか、ポケットコイルタイプで独立構造のものを選ぶと良いです。セミシングル2枚を並べて硬さを分ける方法もおすすめです!
Q3. 通気性のいいマットレスはどれ?
一般的に「ボンネルコイル」や「ラテックスマットレス」は通気性が高いです。ウレタン系は蒸れやすいため、側地や通気層の構造も要チェックです。
Q4. マットレスの寿命は?
素材によりますが、目安は以下の通りです:
・ポケットコイル:約6~10年
・高反発ウレタン:約5~8年
・低反発ウレタン:約3~6年
・ラテックス:約7~12年
※使用状況にもよるため、あくまで目安とお考え下さい。
Q5. マットレスの上に敷く「トッパー」でも硬さ調整はできる?
はい、トッパーで硬さの補正や寝心地改善は可能です。ただし、根本的な問題(体重と硬さのミスマッチ)をカバーするには限界があるため、あくまで補助的な手段と考えるべきです。
まとめ
自分に合ったマットレス選びには、「体重」「寝姿勢」「素材」の3つのバランスが重要となります!
さらに素材の特徴も理解して選べば、さらに睡眠の質が格段に向上します。
「とりあえず安いからコレでいいや」と、軽い気持ちでマットレスを選んでしまうと結構後悔してしまったというお客様を何人も見てきているため、なるべく後悔しないためにも毎日あなたの預けるパートナーとしてしっかり選んでいただくことを強くおすすめいたします!
赤峰家具では数多くのマットレスを展示しておりますので、マットレスを直に体感してみて選ぶと納得行くはずです。
また細かいご相談もLINEなどでお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい!